《MUMEI》

私はクロ担当。私はなんでクロが泣いてるのか分からなかった。

「何泣いてんの!!らしくないよ。」

「おう。」

「あのさ、好きな人いたんだね。」

「おう。」

「なんで泣いてんの!?」

「おう。」

「…。」
おう。ばかりの返事に私は納得できなかった。

「…。悪いことしたかなあと思って。」
クロは言った。

「そっか。そりゃあね。」
私はあまり傷をつけないように言った。


「おう。ハァー…。」
クロはため息をついた。

「自分なりに反省したならいいんじゃん?じゃあね。」
私は言った。そして帰ろうとした。

「おい、ありがとな。」

「おう。」
今度は私がおう。で返してやった。

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