《MUMEI》 「俺…。アオの事、好きだ。」 クロは言った。私は 「えっ!?でも…。」 と言った。訳がわからず。 「悪い。アオはシロが好きなんだろ。ゴメン。」 「なにそれ。だったらそんなこと言わないでよ。」 私はとにかくしゃべらなきゃと思い、言った。 「だよな。」 クロは冷たい声で言った。 「もう、アオのそばに行かないから…。」 クロは立ち去ろうとした。 「やだ。待って。」 行ってほしくはなかった。ずっと一緒にいたかった。 「ゴメン。」 クロは走っていってしまった―。 どうして、どうして―。 訳が分からないことの連続―。 これからどうなるのか―。 前へ |次へ |
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