《MUMEI》

背中の辺りがこんなにも痛くなっているんだ。この体勢を止めてくれよ、なんて時々体のほうが提案してくるが、俺はそれをことごとく断っていった。

教師の言葉は右から左の耳に抜けていく。俺のこの授業の成果といったら、背中の痛みに耐える力が少し強くなったことぐらいだろうか。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫