《MUMEI》 夏樹と諦めあらすじ:振り向くと天使がいた。 **** 「あ、…君が佐木 冬乃さん…ですか?」 俺は戸惑いつつもその子に聞いた。 「あっ、はい…あの!もしよかったら、僕とお付き合いしてください!」 ファァアァァ!!やっぱりきたか…断れ、断るんだぞ!?俺、断れ!! 「え…と、まずは…友達からよろしくお願いします!」 なにしてんだ俺ェェェェェェ!? 「も、もちろんだよ!こちらこそよろしくお願いします!ふふ、やったぁ…」 小声で放った歓喜の言葉とその笑顔を見て俺は、諦めることにしました。 「そういえば佐木さんは何年?」 「あ、2年だよ!夏樹くんは?」 「あ、俺1年だから先輩ですね!」 「うん…ね、ねぇ…夏樹くん?」 「はい?何ですか?佐木先輩」 「あ、あの…名前、冬乃って呼んでくれない…かな?」 恥ずかしがりながらそう言った先輩に、ついドキッとしてしまった、俺がいた。 「はい、冬乃先輩!」 「えへへ…ありがと!夏樹くん!」 そう言いながら、俺と先輩は屋上の扉を開けた。 前へ |
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