《MUMEI》
神白奏真と神通力
-「よいか?神通力とは自身の体内に有る神通力を体外に放出させ、莫大な身体強化ができるのじゃ!」
俺が興味無さそうに返事をするとテラは100m程度のグラウンドを創った。
「ここを5秒で走り切れ、最初の試練じゃ。『我、神白奏真の身に神通力宿せし者也。其の身に宿したまへ』」
テラがそう呟くと、俺の右腕に紋章が浮かび上がった。
「さぁ、走るのじゃ…頭の中で念じれば発動するじゃろ?」
「曖昧な…よし、行くぞ」
俺は頭の中で神通力が発動するように念じた。そして右腕の紋がバキンッと音を立てて大きく広がった。ちょうど机サイズに広がった紋はバシバシと音を立て小さく青白い稲妻を放った。走った結果は0.6秒だった。
「な…ありえんっ!何なのじゃあのバカでかい神通紋は!?平均の大きさの8倍はある…まさか、奏真の身体には通常の人間の8倍の神通力が…!?わらわなど、いや…おそらく絶対神ゼウスさえも越えている!?」
「おい、テラ…だっけ?これ凄いな!体が軽いな…で、次は?」
「そ…奏真、次はコイツを倒せ!」
テラは目の前に体長10〜13mほどある巨人を創った。
「よし…よっ、とぉ!!」
俺は高く跳び、巨人を殴り飛ばした。

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