《MUMEI》

時々山咲さんは質問してきた。解らない問題があるらしい。

−−そんな問題俺に解る訳ないだろ。俺に勉強のことを聞くなんて山咲さんは人を見る目がないな。……いつか悪い人に騙されたりしないだろうか。その時は俺が守ってやるよ、なんてまた自分の世界に入ってしまった。

しかし、聞いて来た問題の中に奇跡的に解る問題があった。
俺は得意げに教えてあげた。

「ありがとう。石島君って頭が良いんだね」

「ハハハ、そんなことないよ」

−−全くの事実です。謙遜なんかではありませんよ。

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