《MUMEI》
風向きが変わる日
とある日の夜、私は、いつものようにテレビをつけていると見覚えがある名前とともに「強迫」「逮捕」という二つの単語が並べられたニュースが流れた。

ちょうどその時だった、
「彩音さん!話が…」

涙目で私の部屋を訪ねて来たのは色々な面で面倒をみてくれているだった寮長さんだった…

「一体…父が何をしたのですか…?」

恐る恐る私は訪ねる

「まだ、事実ははっきりしていないけれど…家族だけには迷惑をかけないでくれと話していたようよ。私はこれ以上は知らないわ」

でも…それを聞いた時の寮長さんの表情はとても冷たかった

いつもの 温かさはもう感じることは無かった…

それもそのはず…もしかしたら周囲の人との立場は違ったの知れない

私の父の職業はその企業名を誰でも知っている大企業の管理職でもトップの方に就いてるらしい

もし、そういった人物が不祥事を行したとなれば…

先生は

友だちは

どうなってしまうのだろう…

ましては、大きなこの学校だからなおさら…

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