《MUMEI》

次の朝ー

教室へ行くとクラスメイトは私のことを異様な目で見てきた

いつも通り、部活の朝練に行ったが、部内では特になにも変わることが無かったがクラスへ行くとまた違う空間へ変わっていた

「おはよう」

私はクラスメイトのひとりに声をかける

「…あっ!おはよう真子!」

私の事はもう、クラスメイトは私の存在に気付いていないよう

つまり、「あの事」をみんなは知っている雰囲気

「へー今日、来てたんだ…」

小言を放なたれる

瀬野桜(セノサクラ)

とその取り巻き

取り巻きはごちゃごちゃ話を始める

私は聞かないふりをする

「へー無視するのー?」

桜、本人がつまらなそうに声を掛けてくる

まず、元々かかわる訳がない女子のグループ

この時はまだ、ただの桜自身の楽しみのひとつとしかとらえなくて

「気にしなくてもいいよ」

クラスメイトの女子ががこっそり放課後、誰もいなくなったあとに言われた

よかった、私の事思っている人がまだいてくれた、、、
しかし、これから起きることが私にはもちろん想像はついていないー

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