《MUMEI》
3
「くすぐったいと顔面にキックしちゃうかもしれないよ」ふみは笑った。

「ダメだよ」

「たぶん蹴るよ」

ふみは足を上げて耕史の顔を蹴るまねをした。すると耕史は、その右足をつかみ、足枷で拘束した。

「あああああ!」

あまり嫌がっていない。笑顔のふみを見ると、耕史は勢いに乗り、ふみの右腕もつかむ。

「待って、蹴るっていうのは嘘だから、やめて・・・あああああ!」

右手首を拘束すると、次は左手首だ。ふみの抵抗が弱々しい。耕史は確信した。本当に嫌ならもっと激しく抵抗するはずだ。

「やめて、やめて、あああ・・・」

ふみの両手はバンザイの形で拘束されてしまった。残るは左足だけだ。

「許して、お願いやめて」

身じろぎしながら抵抗するが、耕史は構わずふみの左足首も拘束する。ふみはついに手足を大の字に拘束されて完全に無抵抗にされた。

「いや、怖い、これは怖い!」

本音だった。全裸で手足を縛られるのは初体験だ。ふみは顔を紅潮させて耕史を見つめた。

「耕史さん、信じてるからね。マッサージ以上のことはしたらダメよ」

「かわいい」

耕史は、ふみのセクシーな美ボディを触ると、怪しい笑みを浮かべた。

「でも無防備と知ると、意地悪したくなるよね」

「やめて、ホントに怖いから」

「怖い?」

「怖いよ」

ふみの緊張の面持ちがそそる。耕史は股にたっぷりとオイルを垂らすと、そのまま彼女のいちばん困る箇所を両手で入念に性感マッサージだ。

「あ、ちょっと待って・・・あああああん!」

いきなり急所に入ってしまったらしく、ふみは腰を浮かした。

「やめて、やめて、お願いやめて」

「やめないよ」

「許して、違うのちょっと待って」

悩ましい顔がかわいい。感じている。耕史はエキサイトしてもう止まらない。容赦なく落としてしまおうと、本気で股をしつこく性感マッサージする。

「あああああ! ダメ、あああああん!」

セクシーに腰をくねらせ、悶えている。ふみの魅惑的な仕草に耕史は夢の中だ。

「あああああん! あああああん! やめて、お願いだからやめて」

「やめないよ」

「あああああん!」

耕史は左右の乳首とクリトリスを集中砲火。ふみは仰け反ってしまった。

「やめて、やめて・・・あああああ! あああああ! あああああん!」

気持ち良過ぎる。耐えられない。耕史に哀願は通用しないようだ。ふみは観念して乱れた。

「あああああん! ヤダヤダヤダ・・・ヤダヤダヤダヤダヤダ・・・あああああ! やめて、無理だから許して・・・あああああん!」

ダメだ。

「やめてイッちゃう!」

「いいよ、イッちゃいな」

「あああああん・・・はあああ・・・はあああ・・・ああああああああああん! ああ・・・あああ・・・あああ・・・・・・」

イカされた。

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