《MUMEI》 逆レイプ 1ふみは、スーパー銭湯でマッサージの仕事をしていた。女性客のアカスリやマッサージの時、わざと敏感なところをしつこく責めて、女子を困らせるのが好きだった。まじめなマッサージで感じてきてしまい、慌てる女の子を見るのが楽しかった。自分はSとM、両刀ではないかと、ふみは内心でほくそ笑んだ。 事件は男湯で起きた。マッサージ師の一人が急な休みのため、ふみは男湯でマッサージをすることになった。どうせおじさんばかりかと思っていたら、何と美少年がマッサージルームに入ってきた。 金髪だが、不良少年には見えない。19歳のふみと同じくらいの年齢に見える。 「オレ、マッサージって初めてなんだけど、どういうのがあるのかな?」 「そうですねえ」ふみは満面笑顔で答える。「全身オイルマッサージなんか凄く気持ちいいですよ」 「じゃあ、それで」 ふみは、あるヨコシマな考えが浮かび、少年に言った。 「では、仰向けに寝てください」 美少年はもちろん全裸だ。普通は下半身を隠すために股にタオルを掛けるのだが、ふみは意地悪しても何も掛けない。少年が赤面しているのを見ると、ふみはすました顔だが内心では笑みを浮かべていた。 「お名前は?」 「名前?」少年は真顔で答える。「木場」 「キバ・・・何さん?」 「拓也」 「タクヤ」 ふみの嘘八百が始まる。 「この前、おじいさんがマッサージ中に滑って台から落ちちゃったんですよ。怪我がなかったから良かったんですけど、それ以来、落ちないように手足を固定することになっているんです」 「そうなんだ」 女性客なら、全裸で手足を固定すると言われたら、相手が女性マッサージ師でも警戒するだろう。しかし男の場合、警戒心は薄い。普通に考えて明らかにおかしいのだが、彼はマッサージが初めてということもあり、何も疑わなかった。 ふみは口を真一文字にして笑うのを堪え、拓也の両手両足を台の脚を利用してキッチリ縛ってしまった。本気で力を入れればほどけるかもしれないが、簡単にはほどけない。 「では、全身マッサージ行きます。最初に股を洗っちゃうね」 「え?」 焦る拓也に構わず、ふみは股にたっぷりオイルを垂らし、やわらかい両手で拓也のいちばん困るところをマッサージ。素手でマッサージされ、拓也は慌てた。 「ちょっとそれは・・・」 「なーに?」 「そこはいいですよ」 「退屈だったら寝ててもいいですよ」と急所を責める。 「あっ・・・」 拓也は手足に力を入れた。ほどけない。ふみは情け容赦なく敏感なところをわざと責めまくる。 「ちょっと待って、そこはもういいから」 「あれれ?」ふみは笑顔で聞く。「まさかとは思うけど、発射しそうとかはないよね?」 「え?」 「あたし素手でマッサージしてるのに、そんなことしたらギャーって悲鳴上げるよ」 「ダメだよ」 マッサージルームは個室ではない。外からもマッサージの様子が見える。悲鳴なんか上げられたら大変だ。手足を縛られているから逃げられない。大勢の人が集まって来たら赤っ恥をかいてしまう。19歳の少年にそれは酷だ。 「ちょっとやめてください」 「やめないよ」 「やめろよ」 「あ、そういう生意気な態度取るならねえ、こういうところマッサージしちゃうよ」と股とお尻の同時責め。 「ちょっと! ちょっと!」 慌てふためく美少年に、ふみはエキサイトしてしまった。そこへ、若い女子清掃員が数人マッサージルームに入ってきた。 「お疲れ様です」 「ねえ、この子、マッサージで気持ち良くなってきちゃったんだって」 「バカ・・・」 前へ |次へ |
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