《MUMEI》
11
ふみは慌てた。たちまち弱気丸出しの顔になると、哀願に満ちた目で谷藤の目を見つめた。

「んんん! んんん!」

「テメー、大人をからかうのもいい加減にしやがれ」

水着を脱がされる、と思ったが、いきなりボディーブロー。

「うぐっ・・・」

ふみは泣き顔で慌てふためく。男は笑っている。彼女の口を押さえたままもう一発おなかにパンチを振り下ろす。

「んんん!」

痛い。苦しい。ふみは恐怖におののいた。谷藤は立て続けにふみの無防備なおなかに腹パンチ連打だ。

「うぐ、うぐ、うぐ、うぐ、うぐ・・・・・・」

抵抗できないまま、ふみは気を失ってしまった。

「はあ、はあ、はあ・・・」谷藤は完全に興奮していた。「おまえが生意気な態度取るからいけないんだぞ」

まずは猿轡だ。悲鳴を上げられたら困る。ハンカチをふみの口の中に突っ込み、タオルで猿轡すると、ベッドに運んだ。ピンクのセクシーな水着姿に谷藤は心身ともにエキサイトして、いつでもスタンバイOKになってしまった。

寝顔がかわいい。気の毒な気もするが、自分で挑発しておいて、いきなり怒鳴るのは許せない。谷藤はふみの両腕をバンザイの形にすると、勝手に引き出しを開けた。パジャマがある。彼はパジャマでベッドの柵に両手首をキッチリ縛りつけた。

「次はアンヨだ」

本当にいい脚している。脚だけではない。いい体している。谷藤はまた引き出しを探す。手ぬぐいがあった。手ぬぐいを二本出すと、ふみの両足首もキッチリ縛った。

「よし」

水着姿で大の字に拘束され、完全に無抵抗のふみ。絶体絶命の大ピンチだ。

「んんん・・・」

「お、起きたか?」

「ん・・・ん?」

ふみは目を覚ました。目の前には男。彼女は口を開けようとして気づいた。猿轡を咬まされて喋れない。

「んんん!」

自分の姿を見て目を丸くする。ベッドの上だ。水着は脱がされていないが、両手両足を大の字に拘束されている。

「んんん! んんん!」

泣き顔で首を左右に振るふみがかわいい。谷藤はセクシーな美ボディを触ると、言った。

「おまえがこんなかわいいカッコで出るのがいけないんだ」

「んんん!」

(ヤダ、どうしよう?)

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