《MUMEI》
12
ふみは胸のドキドキが止まらない。レイプの恐怖に身が縮んだ。ところが、谷藤は危ない笑顔になると、両拳を構えた。

「へへへ。一度これをやってみたかったんだ」

「ん?」

水着を脱がされるのかと思ったが、まさかの腹パンチ連打。痛い。ふみは激しくもがきながらパンチから逃れようとするが、無理だ。

「んんん! んんん!」

両目から涙を溢れさせ、降参の意思表示。しかし谷藤は面白がってやめない。苦しい。死んでしまう。ふみは戦慄した。

「んんん! んんん! んんん!」

(ヤダ、死んじゃう・・・)

意識が遠のく。まさかリョナマニア。殺される。失禁しそうな恐怖に震えながら、ふみは目で訴えることしかできない。

(お願いやめて!)

パンチがやんだ。ふみは息を乱す。谷藤は彼女のおなかをさすりながら聞く。

「女。この体好きにしていいか?」

「んんん」泣き顔で首を左右に振る。

「じゃあ、こうだと」再び腹パンチ連打。

「んんん! んんん!」

パンチがやむ。

「どっちがいい。ボカボカ叩かれながらあの世へ行くか、それともこの体を諦めるか。おまえの選択肢は二つに一つだ」

(そんな)

「この体を好きにしていいんなら、命までは取らないぞ、どうする?」

絶望的な状況に追い込まれた。腹パンチを選んだら殺されてしまうかもしれない。ふみは耕史の顔が浮かんだ。耕史に抱かれる前に、この男に全てを奪われてしまうのか。それはあまりにも無念だ。

「答えろ」とボディに一発!

「うぐっ・・・」

ふみは顔をしかめた。谷藤は拳を振り上げて脅す。

「もう一発お見舞いするか?」

「んんん! んんん!」

やめての意思表示に泣き顔で首を左右に振る。谷藤はやさしくおなかをさすりながら聞いた。

「この体好きにしていいか?」

「ん・・・」ふみは頷いた。頷くしかなかった。

「よーし」

谷藤は水着の紐を引っ張る。ふみは両目を閉じると、顔を紅潮させて横を向いた。観念したのか。ふみの仕草に谷藤は余計に興奮した。

容赦なく水着上下を剥がされ、ふみは素っ裸にされてしまった。谷藤は両手で味わうように彼女のおなかや胸を触りまくり、股を弄る。

「んんん・・・」

「おまえはいい女だ。本当にかわいい」

谷藤は貪るように舌を全身に這わせる。ここでおぞましいような表情をしたり、嫌がる態度を取ると、また痛い目に遭わされてしまうかもしれない。ふみは両目を閉じ、顎を上げて、谷藤の愛撫に敏感に反応するそぶりを見せた。

「んんん・・・」

甘い吐息を漏らす。案の定谷藤は、夢中になって愛撫を続ける。不覚にも立ってしまった左右の乳首を弾かれ、邪悪な唇が股に近づく。

そこは許してほしかったが、逃れられない。谷藤はふみの股にキスの嵐、いやキスの荒らしだ。

「んんん・・・んんん」

色っぽく腰をくねらせ、浮かし、悶えるふみに愛しさも感じる。谷藤は乗ってきた。舌でクリトリスを弾き、手指で左右の乳首を弾き、ふみを困らせる。

「んんんんん!」

とにかく男を逆上させてはいけない。ヘタしたら殺される。乙女の純情を守るために殺されたら意味がない。手足を縛られて無抵抗な状態では、逆らわないほうが身のためだ。

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