《MUMEI》
13
「ああ、もう我慢できない」

そう言うと、谷藤は服を脱ぎ始めた。ふみは泣きたかった。もはや万事休すか。

(どうしよう、やられちゃう)

一気に全裸になると、谷藤はもう一度ふみの上に乗る。

「さあ、犯すぞ。このアバズレ生意気娘。どうせいつも男を挑発してバッコンバッコンしてんだろ」

「んんん」ふみは首を左右に振った。

「嘘こけ」

「んんん」彼女は泣き顔で首を左右に振る。

谷藤はやや冷静さを取り戻した。

「まさか、処女じゃねえよな」

「ん」ふみは小さく頷く。

「違うか」

今度は首を左右に振る。

「処女なのか?」

「ん」今度はハッキリ頷いた。

清らかな肉体。まだ汚されたことがない穢れを知らない体。まさか。谷藤は一瞬理性が戻った。本当に処女だったら。初めてがレイプというのはきついだろう。

手足を縛られたまま犯されたら立ち直れないか。しかし、目の前にとびきりの美少女がスッポンポンで無抵抗なのだ。

谷藤は自分に言い聞かせるようにカメラ目線になると、言った。

「犯すでしょう、普通?」

吹っ切れた。欲望が良心を強引に組み伏せる。水着姿のまま玄関に出てドアを開けたこの子が悪いのだ。自業自得だ。着替える時間は十分あったのに、水着姿のまま寝転がって挑発したら、犯されても文句は言えない。

谷藤は、無理やり大義名分を完了させると、エキサイトした巨根をふみの股に近づける。

「んんん」

激しく抵抗すればきっと腹パンチが来る。ふみは観念して身を任せるしかなかった。

「いただきます!」

谷藤はついに思いきり突っ込んだ!

「んんん・・・」

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