《MUMEI》
14
川平は、ゆりが着ていた浴衣をつかむと、彼女の両手首を縛った。両手首を縛られるだけなら抵抗できると笑っていたが、帯を利用して、ゆりの両手首を重いお膳の脚に縛りつけてしまった。

「あああああ!」

これでは無抵抗だ。川平は危ない笑顔になると、両手でクリトリスと左右の乳首を同時に性感マッサージ!

「あああああん! やめて、やめて、お願いやめて」

「さあ、どうする?」

「キャハハハ、やめて、待って、無理無理無理!」

笑っていたゆりは、あまりの気持ち良さに泣き顔で悶えた。

「やめて、ダメダメダメ、あああああん!」

(ヤダ、どうしよう、イッちゃう!)

「やめて、やめて、ホントにやめて、お願いですから」

「やめないよ」

川平も興奮の坩堝だ。美しいゆりが、全裸で腰をくねらせて悶える姿はたまらない。

「やめて、お願い・・・ヤダヤダヤダヤダヤダ、待って、待って、待ってください!」

(あああ・・・落ちるう、落ちちゃう)

彼氏でもない男に責められて屈するのか。ゆりは必死に耐えた。歯を食いしばり、意地を見せる。

「くううううう・・・」

「ゆり、気持ちいいんだろ、イッちゃいな」

言葉責め。これも微妙に効く。

「自惚れてる」

「そういう生意気なこと言うなら、こういうところ責めちゃうよ」

「え、嘘でしょ待って、あああああ! あああああ! あああああん!」

悔しい。テクニックなんかで肉体を思い通りにされている。それは女として悔しい。しかし、ゆりは快感に負けて仰け反ってもがいた。

「あああああん! やめて、あああああん!」

悔しい。凄く悔しい。悔しいけど気持ちいい。この快感には勝てない。ゆりは観念して乱れに乱れた。

「やめて・・・あああああん! あああああん! そこはダメ!」

「ココ?」

「あああああん!」

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