《MUMEI》
恐怖の罰ゲーム 1
また代野通がサイコロを手にする。

「よし、次はクイズだ。クイズに答えられた者はセーフだが、クイズに答えられなかった者は、スッポンポンで罰ゲームを受けてもらう」

スッポンポンと聞いて、彼女たちは顔を曇らせた。皆が見ている前で全裸にされることがすでに罰ゲームなのに、さらに罰ゲームとは。あまりにも酷い仕打ちだ。

「では第1問を答えてもらうのは」代野がサイコロを振る。3が出た。「3だから、綾香」

綾香は緊張の面持ちで前に出た。ピンクの下着姿がたまらない。代野は燃える目で問題を読み上げる。

「羽衣美人姉妹の亜衣と麻衣がヒロインのアニメ作品のタイトルは?」

「え?」

困る綾香を、三井寺も笑顔で見ていた。わかるわけがない。

「どうした綾香、答えられないのか?」

「そんなの、わかりませんよ」

「降参か?」

クイズに答えられなかったら、全裸で罰ゲームだ。綾香はおなかに手を当てて、顔を紅潮させた。

「えええ」

「ブー!」

代野は嬉しそうに笑うと、言った。

「さあ、下着を脱いでもらおうか」

「ヤです」

「ダメだ。こんな簡単なクイズに答えられなかった綾香が悪い」

「難しいですよ」

泣きそうな綾香に、代野は言った。

「やっぱり人に脱がされるほうが好きなタイプか?」

「・・・裸は許してください。一生のお願いです」

「よし、脱がすぜ」

代野が歩み寄る。綾香は両目を真っ赤に腫らして哀願した。

「ヤです、ヤです!」

「待ってください」ゆりが止める。

「またおめえか。今度は何だ?」

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