《MUMEI》
14
「かわいいじゃねえか」

「犯したい!」川平も興奮の坩堝だ。

「へへへ。海苛。さてはMだな。お望み通り川平の刑は海苛が代表して受けろ」

「え?」海苛は焦った顔をすると、上体を起こして胸と股を隠した。「それは断ります」

「断る?」代野は怖い顔で睨む。「おまえは人質の自覚がないらしい。自分の今置かれている立場を教えてあげる必要があるな」

「待ってください」海苛は慌てた。「逆らえない立場だってわかってます」

「じゃあ、さっきからの反抗的な態度は何だ?」

「それは謝ります、ごめんなさい」

かわいく頭を下げる海苛を見て、代野はますますエキサイトした。

「ごめんで済んだらレイプマンはいらないぜ」

「ガッハッハッハ!」

代野と川平は二人で大笑いをする。ゆりと愛梨と由恵と綾香とすずと海苛は、赤面しながら唇を噛んでいた。全裸では怖くて刃向かえない。そこへ三井寺文世が温泉から戻ってきた。

「三井寺さん」

五人が一斉に助けを求める目をして声を出した。ゆりは驚いた。

「代野、何をしている?」

三井寺は浴衣ではなく、スーツ姿だ。髪も濡れている感じには見えない。ゆりは、温泉は嘘で、ずっとどこかで見ていたのではないかと推理した。

「海苛が反抗的なので、素っ裸にして性感マッサージの刑にしようと思いまして」

「おいおい」三井寺は笑った。

「さあ、海苛。マットに寝ろ」

「ヤです」海苛はムッとした顔で睨んだ。

「じゃあ、乱暴に無理やり組み伏せられたいか?」

海苛は泣き顔になると、言った。

「三井寺さん、助けてください」

「テメー、誰に哀願してるんだ?」

しかし三井寺は温和な笑顔で言った。

「こんなかわいい女の子に助けを求められては、助けてあげるしかないだろ」

その言葉に、代野と川平は焦った。生意気でかわいい海苛が性感マッサージで悶えるところが見たい。

「ボス。ボスが甘やかすから女どもは自由奔放に振る舞うんですよ、特にゆり」

「え?」

「そうだ」代野は邪悪な考えが浮かんだ。「ゆりはプライドが邪魔して、三井寺さんにかわいく助けを求めることなんかできねえだろう」

「何言ってるんですか?」ゆりは赤面した。

代野と川平は怪しい笑顔でゆりに近づく。ゆりは逃げようとしたが、捕まった。

「きゃあああ!」

二人がかりでゆりをマットに仰向けに寝かせると、力ずくで大の字に拘束してしまった。もちろん大股開きの屈辱的なポーズだ。

「ちょっと、ほどいて、ほどいてください!」

怒るゆりを無視して、川平が媚薬を手にする。

「やめなさいよ、手足を縛るなんて卑怯よ!」

「卑怯だよ」と川平は媚薬をゆりのおなかにたっぷり垂らし、両手でマッサージしながら全身にのばす。

「あああああ!」

「三井寺さん!」海苛が叫んだ。「助けてあげてください、お願いします!」

「お願いします」由恵と愛梨も懇願した。「三井寺さん」

しかし三井寺は、まるで彼女たちの声が聞こえないかのように、無言でゆりを見ている。真っ裸のゆりが身じろぎして慌てふためいている姿は、興奮を誘う。

「やめろ! やめなさいよ、本当に!」ゆりは激しくもがいた。

「そういう生意気なこと言うなら、こういうところ責めちゃうよ」と両手で股を入念に性感マッサージ!

「あああああん!」

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