《MUMEI》
16
「はあ、はあ、はあ・・・」全裸で息を乱すゆりがたまらなく魅惑的だ。

「ゆり。大嫌いな男にマッサージされて股をびしょびしょにされちゃった気分はどうだ?」

川平は、わざと品のない言葉でゆりに追い討ちをかける。

「・・・ほどいてください」

「感想を聞いてるんだぞ。答えないと電マでいじめるよ」

これ以上辱められたら精神的に立ち上がれない。ゆりは悔しさを押し殺して、しおらしくした。

「・・・・・・悔しいです」

「悔しいか?」

「はい。凄く悔しいです」

「かわいい」

散々自分を軽蔑の眼で睨みつけたゆりを、自分のテクニックでイカしてしまった。川平は思いを遂げたような満足感を味わっていた。

「ゆり、ほどいてほしいか?」

「ほどいてください」

今は逆らわないほうがいい。ゆりはそう判断した。悔しいけど監禁されている身。つまり、絶対服従なのだ。

なかなか手足をほどかない代野と川平に、海苛が言った。

「お願いします。ほどいてあげてください」

「何、次は海苛が川平の刑を体感したいのか?」

「違います」

ムッとする海苛を見て、代野と川平は顔を見合わせた。二人はゆりの手足をほどくと、ゆりを解放する。ゆりが部屋の端にすわると同時に、二人は海苛に襲いかかった。

「きゃあああ!」

全裸の海苛をマットに寝かせると、両手両足を大の字に拘束した。

「やめて、ほどいて!」

「さあ、海苛」川平が媚薬を手にする。「散々生意気で反抗的な態度を取ってたけどあれは何だ?」

「違うんです、あの、ごめんなさい、正気じゃなかったの」

「聞く耳持たないよ」と媚薬を胸とおなかにたっぷり垂らす。

「あああああ!」

川平は、海苛の胸とおなかを両手でマッサージして媚薬を塗り込む。

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