《MUMEI》

「そんなことはないだろ。もう終わったことなんだって」

「始めに殺されたのは幼稚園児、次は初老のおじさん、その次は主婦。そして次は高校生。だから石島君も気を付けてね」

−−マテマテ、始めの3つまでは良いよ。そんな嫌な事件があったんだからな。でもその次の高校生って何だ?気を付けろってどういうことだよ。

「あたしの家ここなんだ。まだ片付けが残ってるの。がんばらないとね。それじゃあね石島君。また明日」

手を振りながら、俺はこの転校少女がとんでもない娘なんじゃないかと心底思った。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫