《MUMEI》

「シロに告白しよっかなぁ。」
私は冗談半分にアカに言った。

「いいと思うよ。」
アカは答えた。

「うん。」
冗談半分でなく、本当にしようと思った。

アカが勇気をくれたから―。

「あっでも…。やっぱやめなよ。」
アカは自信なさげに言った。

「なんでよ!私だって止めたのに行ったじゃん。」


アカは返す言葉がなかった。

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