《MUMEI》 御守り「さぁて、この町を出る前に一仕事しますか」 ザルエは昨日の女の家を訪ねた 「朝早くにすみませんね〜お姉さん?」 「君は昨日の死神だっけ?」 「はい、そうですよ」 昨日の態度とわまるで違うザルエに戸惑っているお姉さん 「何の……よう?」 「苦しんでいるお姉さんに御守りです」 それは紅い鉱石の中に樹齢3000年の死季草樹が入っているとても珍しい御守りだった 「えっ……まぁ一応貰っておくわね、ありが………と?」 既にザルエとレミールの姿はそこに無かった 「次に来る時が楽しみだよ……クク」 ザルエは村から出ている一本道でニヤニヤしていた… 前へ |次へ |
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