《MUMEI》 10千香は、なるべく胸を見られないように横を向く。敵に背中を向けて、もしもスタンガンでも当てられたら危ない。それにお尻も見られたくない。 ゆっくりとショーツを脱ぎ、真っ赤な顔をしながら切川に渡した。 「とうとうスッポンポンだ。かわいい」 「もういいでしょ?」 「良くないよ」 「え?」 「体を調べるよ」 「そんな・・・」 切川は立ち上がると、笑みを浮かべて言った。 「このソファに仰向けに寝て」 「お断りします」 「じゃあ取引は中止だ」 切川は背を向けて帰ろうとする。裸の千香は仕方なく呼び止めた。 「わかった待って」 「・・・寝る?」 「ええ」 非常に危険な展開だ。何をするかわからない。変なことをしないと約束したのだから、卑猥なことをしたら反撃してもいい。そう思い、千香は警戒しながらソファに寝た。 手で胸と下を隠す。胸のドキドキが止まらない。切川は千香に覆いかぶさるようにソファに乗る。千香は下半身がキュンとなるほど緊張した。 「口を開けて」 「何も隠してないわ」 「いいから」 今は言う通りにするしかない。千香は口を大きく開けた。ほかの男たちは興奮していた。美人刑事が全裸のままソファに寝て、強要されて仕方なく口を開けている姿は、かなりマニアックだ。 「手どかして」切川が迫る。 「それは許して」 「ダメ」 どうせ身体検査が目的ではないことはわかっている。裸が見たいだけなのだ。千香は心から軽蔑したが、両手を離した。切川は千香の両腕をつかむと、頭の上でクロスさせた。すかさず子分が彼女の両手首を押さえる。 「ん・・・」 恥ずかしい。男たちに全裸を見られている。千香は横を向いた。目は閉じない。いきなり鳩尾でも食らったら終わりだ。 「千香。本当にイイ女だね」 「・・・・・・」 切川は千香のセクシーなおなかをポンと叩くと、言った。 「次、うつ伏せになって」 「それは・・・」 「それは何?」 悔しい。悔しいし恥ずかしい。しかし瑠璃子を奪還するためには体も張れる。犯されるわけではないのだ。 千香はソファにうつ伏せになった。切川は背中をさわる。 「肌もキレイだし、文句なしのイイ女だね。モテるでしょう?」 質問を無視すると、切川が言った。 「次、四つん這いになって」 「はっ?」千香は思わず振り向いて睨んだ。 「四つん這いにならないなら取引は中止だよ」 どこまで辱めれば気が済むのか。千香も半ばヤケになった。そんなに見たいなら見せてやるという気持ちになり、言われた通りソファの上で四つん這いになった。 強気で生意気そうな美人刑事が、全裸で四つん這いになってお尻が丸見え。あり得ない光景に、男たちの狼性は強く刺激され、彼女を襲いたくなった。 前へ |次へ |
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