《MUMEI》
4
切川は瑠璃子の唇を奪った。瑠璃子も情熱的なキスで応えた。切川は乗ってくる。どうやら罠ではない。警戒心が取れ、切川も服を脱いで全裸になり、本格的な愛撫で瑠璃子を翻弄する。

「あああ・・・気持ちいい・・・上手すぎる!」

声も色っぽい。瑠璃子はセクシーに腰をくねらせ、切川の興奮をさらに高めた。

「あああ・・・あああ・・・あん! そこはやめて、そこは許して」

悩ましい表情で悶える瑠璃子。切川は夢中になった。本気で欲しいと思った。

「琢磨さん・・・」

「何だ?」

「あたし、Mなの知ってた?」

「ハハハ。とっくに知ってるよ」

瑠璃子は照れた顔をすると、囁いた。

「タオルであたしの両手首を縛って。もちろん後ろ手に。一度やってみたかったプレイなの」

「瑠璃子みたいなイイ女が全裸で無抵抗にされたら、犯されちゃうぞ」

「だからドキドキするんじゃない」

切川は燃えた。燃えに萌えた。タオルを持ってくると、瑠璃子をうつ伏せにしようとした。しかし瑠璃子は素早くタオルを奪うと、切川の首に巻きつける。

「ぐっ・・・」

瑠璃子は下から切川の首を絞めようとする。だが、一発強烈なボディーブローが入った。

「あう!」

たまらず両手を離してしまう瑠璃子。切川は強引に瑠璃子をうつ伏せにすると、タオルで両手首を縛った。

(しまった!)

怒りの切川は乱暴に瑠璃子を仰向けにすると、迫った。

「裏切ったな」

「・・・・・・」

こうなったら諦めるしかないか。一か八かの賭けだったのだ。失敗したら無事では済まない。どんな弁解もむなしいから、瑠璃子は生意気な顔をして無言だ。

「信用したオレがバカだったな」

「・・・・・・」

切川は念のために、瑠璃子の両脚を大きく開き、ベッドに装着してある足枷で拘束してしまった。これで完全に無抵抗だ。

「瑠璃子」切川は彼女のおなかをさわった。「一度だけチャンスを与えよう。謝ったら命だけは許してあげるよ」

「・・・・・・」

「それとも、このまま所長を呼ぼうか?」

それは困る。

「やめて」

「じゃあ謝りな」

「ごめんなさい」

謝り方がかわいい。切川はほくそ笑むと、恩を売る。

「普通は許さないよ。それくらいのことはわかるだろ?」

「わかります」

「悪いけど犯すよ」

瑠璃子は悔しい顔をして激しくもがいた。切川は容赦しない。殺してしまうのはかわいそうだと思うが、体は容赦なく奪う。

「あああ!」

ナマで突っ込まれた。激しく腰を突き動かす。瑠璃子は哀願した。

「待って、待って、琢磨さん、ナマは許して」

「つけてほしい?」

「一生のお願い」

「よし、つけてやろう」

切川は一旦瑠璃子から離れた。まさか本当につけてくれるとは思わなかった。瑠璃子は驚きの表情で切川を見つめる。しかし彼には企みがあった。

サボテンのようなトゲトゲがある、もはやコンドームとは呼べないモノを切川は見せた。

「何よそれ? そんなのダメよ」

「うるさいよ」

切川は卑怯にもサボテンコンドームに媚薬をたっぷり塗りつけると、そのまま瑠璃子の大切なところに突っ込んだ!

「あああああん!」

切川は情けも容赦もない。瑠璃子はタオルで自分の首を絞めようとしたのだ。情けをかける必要はない。切川は荒々しく腰を突き動かした。サボテンのトゲトゲが瑠璃子の理性を飛ばす。

「嘘、待って、あああああん! あああああん! あん、あん、あん・・・やめて、気持ちい・・・気持ちいい!」

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