《MUMEI》 マッドサイエンティスト 1真っ裸のまま、千香はある部屋に連れて行かれた。白衣を着た田辺所長と二人きりだ。両手首を手錠で後ろ手に拘束されているので、胸も股も手で隠すことができない。 真四角で天井が高い無人の部屋。ガラス張りになっており、20畳くらいの広さだ。ただ、壁の一つには扉がある。田辺幹一は、無遠慮に千香の美しい体をながめると、言った。 「千香君。暴れないと約束するなら、手錠を外してあげよう」 「暴れません」千香は即答した。 「本当かね?」 「あなたの怖さは十分わかりましたから」 田辺は笑った。 「心をくすぐるね。お礼に全身くすぐりの刑に遭わせてあげようか?」 「やめて」 田辺が手錠を外した。千香は手首をさすった。 「千香君。そこにいなさい」 「え?」 田辺は素早く部屋から出てしまった。全裸で一人残されて、千香は不安な表情で外を見た。小窓を覗くと、田辺は怪しい笑顔で千香に話しかけた。 「千香君。あの扉から何が出て来ると思う?」 「扉?」千香は焦った顔で大きな扉を見た。「犬とかはやめてね。もう降参してるんですから」 「ハハハ。ワンコーとバトルか。そんな残酷なことはしないよ。でも降参しているというのは嘘だな」 「嘘じゃありません」千香は無理に弱気な表情をつくり、田辺に訴えた。「心から降参しています。お願いだから酷いことはしないで」 「酷いこと・・・するよ。ふふふ」 田辺はキーボードを操作した。すると、扉がゆっくり開いた。千香は身構えた。いったい何をする気なのかさっぱりわからない。 「ハハハ。千香君。びっくりして腰を抜かすなよ。気を失ったりしたらダメだよ」 「え?」 千香は振り向いて田辺を見ると、すぐに扉のほうを向いた。何と、赤黒い、大蛇のようなものが見えた。しかも数十本の大蛇・・・いや、これは大蛇ではない。数十本の赤黒いものが、ゆっくり動いている。 「何これ?」千香は目を丸くした。 「エロアニメを見たことないのかね。これは触手だよ」 「触手?」 「アニメで美しきヒロインが手足をぐるぐる巻きにされ、圧倒的な力で陵辱される。私は心底興奮し、燃えに萌えた」 (やはり狂ってる) 千香は緊張した。 「そこで私は考えた。これとソックリなモノをつくれないものかと。そして日夜研究と実験を繰り返し、ようやく完成したのだよ」 千香は油断なく触手を見ながら、田辺をなじった。 「あなたは何のために科学者になったの? こんなバカげたことをするため?」 「千香君。そんな生意気な態度を取っても大丈夫かな?」 「早くこのバケモノをしまいなさい。あたしに向けたらあなたは科学者じゃない。ケダモノよ」 「千香君。心配しなくても君を栄えある実験台第一号にしてあげるよ」 冗談ではない。千香は助走をつけてガラス張りの壁にキック。さらにパンチ。びくともしない。 「開けろ! 開けなさい!」 田辺幹一は危ない笑顔になると、キーボードを操作した。触手が動き出す。一気に千香に襲いかかる。 「あああああ!」 両手両足をぐるぐる巻きにされ、空中に上げられ、やや逆エビ反りの形にされると、左右の乳首とおなかを触手が愛撫する。 「やめろ! やめなさい!」 「ハハハ。いいながめだ」 触手の先端から液体が飛び出す。千香の全身に強烈な媚薬をぶっかけた。 「あああああ!」 そして細い触手が容赦なく千香のお尻と股を構わず愛撫する。 「あああ、わかったやめて、あああああん!」 前へ |次へ |
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