《MUMEI》
佐山視点
どんなに人を好きになっても、
伝えられない思いだってある。
どんなに好きでも許されない事だってある。俺は一体どうすればいいのだろうか…。
佐山は苦しんでいた。行き場のない思いを自分で、どうすればいいか、わからないから。するとそこへ愛美がやってきた。
「佐山さぁ〜ん!よかったらお昼一緒に食べにいきません?美味しいランチのあるお店知ってるんですよぉ〜」佐山は少し間を開けて言った。
「ごめん。悪いけど今日は調子が悪くて、昼食は抜こうと思ってたんだ…。だからごめんな。」
「えぇ〜?そんなぁ、残念ですー。でも調子が悪いなら仕方ないですね…。わかりました。」
「悪いな。」
と佐山がいった。
愛美はすごく残念そうだった。せっかく勇気を出して誘ったのに…。酷いと思っている。そして愛美は江島と速水等を誘ってランチにいった。
佐山は少し悪い事をしたな。と思った。
ふと、外を見ると、見覚えのある茶髪のウェーブヘアの女の子がこっちを見て笑いながら手をふっている。
あいつは…!

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫