《MUMEI》
佐山視点
見覚えのある髪。
あいつは…。
その女の子はカフェに入ってきた。
「お兄ちゃーん!久し振りじゃん!」
と奇声をあげながら。俺は驚いた。
「なんでお前がここにいるんだよ!」
と俺はいった。
「なんでって、久し振りだから会いに来たのにそんな風にいわなくてもいいでしょ?」
「まじ驚いたんだけど!何しにきたんだよ?」
「母さんがお兄ちゃんがずっと連絡くれないからずっと心配してたんだよ。だから自分は仕事で忙しいから、私に様子見て来てほしいって言ってきたのよ。」
「母さん…。」
余計な事を。
そうなのだ。この子は俺の妹で…。
そうこうしているうちに愛美達が帰ってきた。
「あれぇ〜?この子誰ぇ〜?」と愛美が聞いた。
そして
「はじめまして!佐山の妹の佐山聖羅(さやませあら)デス!兄がいつもお世話になってます。」

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