《MUMEI》
おんぶ
俺はテンアを、おんぶしながら、村に向かって歩いた。


すごく
軽い…。


まるで
ふわふわ
浮いてるように
すごく軽い…。


テンアは
痩せすぎだな…。


「あー!腹ヘった!おいテン、なんか…。」


「zzz…、zzz…。」


テンアは、気持ちよさそうに寝ている。


「寝てる…。」


「疲れていたんだね。僕も眠くなってきた。」


アキラは、大きなあくびをした。


『俺も、村についたら寝るか。』

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