《MUMEI》
好奇心
「何だこれ?」


四人は声を揃えて首を傾げた。

それもそのはず。


クリックと同時に表れたのは、記事ではなく『起・承・転・結』の四文字だけだったのだ。

多少飲み気味悪さは感じるが、気になるのは確か。


「取り敢えず…見てみるか…。」


司の一言に、他の三人はゴクリと息を飲んだ。






自分達に死が迫っているというのに、この時だけは恐怖心よりも、僅かばかり好奇心の方が勝っていた。

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