《MUMEI》 切ない気持ち〜歩視点〜 くぅ〜〜〜!! 麗羅チャン、まじ可愛い♪ 照れて下向き加減の瞳。 俺の制服の裾を ギュッと握る白くて小さな手。 何もかもが、俺を幸せな気分にさせる。 "ありがとう"と 照れながらも必死に 伝えようとする彼女が とても愛しく感じた。 気がつけば頭をポンポンと撫でていた。 何となく、俺たち いい感じだな・・・♪ っと自意識過剰なことを考える。 麗羅チャンは、下を向いて何も言わない。 俺は、もう1度 麗羅チャンの顔を覗き込んだ。 そうすると過去の話を していた時に見せた 切ない笑顔をしていた。 俺の視線に気づき 麗羅チャンは、俺に微笑んだ。 『歩の手、お父さんと似てる。 安心する・・・。』 何となくその言葉を聞くと 麗羅チャンの切ない気持ちが伝わってきた。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |