《MUMEI》

もう真奈の家は間近だった。もう少し歩けばこの話しは終わる、そう思えば気が楽になった。

「私の家ここだよ。石島君が今日家具を移動させるのを手伝ってくれるの」

−−そんな約束はしていない。

安原は俺の肩を叩き「がんばれよ」と言って帰って行った。

「あの………真奈………」

「こっちに来て」

と真奈は勝手に俺を家の方へと案内して行った。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫