《MUMEI》
いい人
小太りの男はザルエに近づいてきた

「おじさん達だれ?」

「いい人だよ」

「いい人なら魂ください」

「はぁ?何言ってんだこのガキ!」

サングラスをかけ無精髭をはやした男はザルエに殴りかかって来た、がザルエはそれを素早く避けサングラスの男の胸に肘まで腕を入れた

「あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛腕が入って…………」

小太りの男はそう言ってどさりと倒れた

「ふぅ、この程度で気絶するなんてなってませんね」

「お……おいガキ…う……腕を抜いてくれよ頼む!頼むから……」

「……いいよ」

ザルエは薄気味悪く笑いながら腕を抜いた

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