《MUMEI》

僕は時間が来るまで、ひたすら勉強をした。


間違えては
いけない。


弱音を
吐いてはいけない。


泣いてはいけない。


逆らってはいけない。


ママに
言ってはいけない。


これが先生との約束。


僕はいつも怯えながら勉強をしていた。


どうして僕は、勉強をしなくてはいけないのだろう。


誰のために…。


僕のため…?


いや違う
ママのためだ…。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫