《MUMEI》 別れそうして高校に上がると同時に、複数の男と遊び歩く様になり、夜遅く帰ったりと父と母は心配していた。今日も聖羅は男といるのか、帰りが遅い。 「聖羅ちゃん大丈夫かしら…。もう外だいぶ暗いし。」 心配する母。 すると父が、「また男の所だろ…。まったくしょうがない奴だ。」父は悲しそうに言った。いつも聖羅をかばっていた佐山も、今日ばかりは聖羅にあきれた様だ。顔が歪んでいる。母が「携帯にかけたほうがいいかしら…。」と言うと、父が、 「ほっとけ。どうせ終わった頃に帰って来るだろ。」といった。 そしてパーティーが終わった頃にだるそうにして、聖羅が帰ってきた。 「ただいまぁぁ〜」何とも気怠い声なのだろうか。 「聖羅ちゃんおかえり!遅いから心配したのよ。」と母。聖羅は笑って、「ごめんね。」といった。そして父に怒られるのが嫌だったのか、そぉっと自分の部屋に上がるのがわかった。佐山は自分の部屋にいた。佐山と聖羅の部屋は隣同士でたまにお互い出入りしたりする時もある。が最近はそれも減ってきていた。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |