《MUMEI》
10
大の字に拘束されてしまったが、まだ服は脱がされていない。結菜は無理に友好的な表情をつくり、言った。

「酷いことはしないって約束しましたよね」

「約束は破るためにあるって学校で習わなかった?」

「習ってません」

「ちちんぷいぷい」

「やめて!」

「スッポンポン!」

「いやあああああ!」

全裸にされてしまった。手足を縛られているから、胸も股も手で隠すことができず、もろに全部見られてしまう。

「恥ずかしい、恥ずかしい」

真っ赤な顔で身じろぎする美少女。絵になる。田口は結菜の美しい裸体をじっくりと見た。

「かわいい・・・」

「やめて見ないで」

「もちろん見るよ」

「恥ずかしい・・・」

結菜のスリムでセクシーな美ボディを、田口は味わうように両手で触りまくる。

「あああ、やめて」

「やめないよ」

「お願いやめて」

「やめるわけないでしょう」

武人の情けで股を弄るのは勘弁してあげた田口は、結菜に質問する。

「結菜ちゃん。最後にセックスしたのはいつ?」

唇を噛んで横を向くと、小声で呟いた。

「許してください」

「純情な女の子に恥ずかしいことを言わすのはSの常套手段だよ」

「許してください、恥ずかしいです」

「じゃあ、最後に独りエッチしたのはいつ?」

「そんなこと、したことありません」

「女の子はみんなそう言うけど、嘘だね」

「嘘じゃありません」

田口はしつこい。

「じゃあ、最後にセックスしたのはいつ? 答えないなら犯すよ」

「待って!」

犯すと言われて結菜は慌てた。全裸で無抵抗なのだ。レイプだけは許してもらうしかない。

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