《MUMEI》
6
田口が操作すると、股への噴射がさらに強くなった。

「あっ・・・」

シャワーの特徴は、確実に女の子の弱点・急所に当たってしまうことだ。

「んんん・・・」

(嘘、どうしよう・・・耐えられない)

昇天寸前に追い込まれてしまった。情けなさに気が動転する明だが、とにかく落とされるわけにはいかない。

「もういいでしょう、止めて」

「止めないよ」

「お願いですから、もうやめて」

「やっぱり感じてるんだ」

「違います」

「正直に言ったら武人の情けで許してあげるよ。とぼけるならこのまま延々にシャワーは止まらないよ」

正直に言ったら意地悪されるに決まっている。間違いなく昇天するまで責める気だろう。

明は意地と誇りを総動員して、耐える道を選択した。

(負けてたまるかこんな変態に)

「ん・・・」

しかし、気持ちを確かに持っていないと変な声が口から漏れそうだ。

「あ・・・」

「明ちゃん、気持ちいい?」

「別に」

「感じちゃう?」

「全然」

田口は面白がって止める気配はない。明は困り果てた。

どうしても腰と両脚が動いてしまう。これでは敵に感じていることを悟られてしまう。

(どうしよう、正直に言ったら本当に許してくれるだろうか)

急に限界が来て間に合わなかったら無念過ぎる。

「田口さん」

「何かな」

「止めてください」

「イッちゃいそうなの?」満面笑顔。

「まだそこまでは。でも、ちょっと、ヤバイかも」

「クックック。やっぱり感じてるんだ。むふふふふふ」

田口が操作する。シャワーだけでもきついのに、何と巨大歯ブラシが5本出て来て、左右の乳首とおなかとお尻と股を洗う。

「あああああん!」

不意打ちに明は思いきり歓喜の声を上げてしまい、顔が真っ赤だ。

「やめて、やめて」

「やめないよ」

「お願いやめて」

「やめるわけないじゃん」

(あ、ダメ、イッちゃう)

「やめて、田口さんお願いですやめてください」

この慌て方は昇天寸前と見た田口は、とことん意地悪する。

「あああああん!」

左右の乳首とおなかとお尻と股を歯ブラシにゴシゴシ責められ、股をシャワーが強烈噴射。明は泣き顔で悶えた。

「あああああ! あああああ! あああああん! やめて、やめてください、お願いやめて」

「明ちゃん、君には女性警察官としての意地や誇りはないのう」

言葉でも追い込み、明を窮地に立たせる。

「くううううう!」

歯を食いしばって必死に耐えようとする姿がたまらなく魅惑的だ。しかし、一気に昇りつめて来てしまった。

「あ、待って・・・ヤダヤダヤダヤダヤダ・・・あああああああああああん!」

激しく暴れる明を怪しい笑みで見ている田口。

「あれれ、明ちゃん、まさか女の子として屈服しちゃう気? 刑事失格、すなわち、僕を逮捕する資格がなくなるよ、いいのう」

(悔しい・・・)

でも肉体をコントロールすることはできない。

「あああああ・・・田口さん、お願い一旦止めて」

「やーだ」

「あ、ダメ・・・あああああああああああん!」

明は激しく暴れながら真っ赤な泣き顔で首を左右に振り、困り果てる。

「やめて、お願い止めて止めて止めて止めて止めて・・・あっ・・・・・・」

イカされてしまった。

(嘘、嘘でしょ)

「あれ、もしかして堕ちた?」

無念極まりない。明は屈辱に身を震わせた。

田口は止めると、笑顔で聞く。

「明ちゃん。イッたの?」

「・・・・・・」

「シカトするならまた熱湯でいじめるよ」

それは困る。熱湯で責められたら結局哀願するしかなくなってしまう。そのほうが屈辱的だ。

「・・・はい」

「堕ちた?」

「はい」

「嘘、ダメでしょう、刑事なら死んでも耐えなきゃあ」

殺意が湧くが、今は我慢だ。

「もう許して、ほどいて」

「何かなその生意気な態度は」

「まさか」明は無理に弱気な目で言う。「あたし、生意気な態度取ってます?」

「かわいい」田口はタオルを持ってくると、「じゃあ、濡れた体を拭いてあげる」

「いいです、自分で拭きます」

「そう遠慮しなさんな」と胸を拭く。

「ちょっと・・・」

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