《MUMEI》 7「んんん・・・」 千香は目を開けた。 「あ、あああ!」 全裸のままキングサイズのベッドに寝かされている。両手はバンザイの形で肘もピンと伸びた状態で拘束されている。両脚は容赦なく大股開きだ。誇り高き千香にわざと屈辱的なポーズを取らせる。これがSというものだ。 「お目覚めかな、お嬢様」 悔しい。嶋田と弓矢にこのままオモチャのように弄ばれてしまうのか。さすがに全裸で大の字の体勢は怖い。完全に無防備だ。 「待って、あたしをどうする気?」 「もちろん私の部下になると言うなら、拷問は勘弁してあげるよ」 千香は口を真一文字にしてもがく。絶対に承諾できない無理難題を押しつけて、結局ただ拷問したいだけか。 「かわいいな千香」 弓矢孝之も心底感動している。美しきヒロインが生まれたままの姿で身じろぎする姿はたまらない。 「おまえ、本当にいい体してるな」 豊かな胸。セクシーな美ボディ。見事な美脚。弓矢も男たちも千香の美しさに見とれた。犯しがたい清らかヒロインを犯す。これは興奮する。 一人の男が瓶を持ってきた。それが弓矢に渡される。 「千香。俺のこと大嫌いだろ?」 「別に」 「大嫌いな軽蔑する男に愛撫されて感じちゃったら、女は死ぬほど悔しいよな?」 千香はすました顔をして気持ちを確かに持った。 「俺は千香のこと大好きだぞ。今すぐ犯したい」 全裸で無抵抗では逆らえない。ヘタしたらレイプされてしまう。 「千香。これが何だかわかるか」弓矢は危ない笑顔で瓶を見せる。 「・・・わかりません」 「これは女をよがり狂わせる媚薬だ」 千香は身じろぎした。胸のドキドキが止まらない。 「言わなくてもわかってると思うが、犯人に愛撫されてイッちゃったら女刑事失格だぞ。俺たちを逮捕する資格も失うぞ」 哀願したところでやめるわけがない。千香は唇を噛んで身構えた。 「千香。たっぷりかわいがってあげるからな。覚悟しろよ」 嶋田は一歩下がったところから高みの見物だ。弓矢は瓶を傾けて千香のおなかに垂らす。さらに胸、そして股にもたっぷり媚薬ローションを垂らした。 すると、男たちがベッドを囲む。千香は男たちを見た。10人もいる。 「千香。泣け!」 弓矢の合図で男たちが一斉に媚薬を伸ばしながら全身マッサージだ。これは悔しい。 「んんん!」 両耳に左右の乳首。おなかに両腕両脚をマッサージする。10人の男たちに全身をくまなく同時にマッサージされて、千香は不覚にも感じてきてしまった。媚薬が効いている。 「んんんんん!」 意地でも変な声は出したくない。しかし気持ちいい。悔しい。悔しくてたまらない。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |