《MUMEI》
アニマルレイプ 1
「んんん・・・」千香はゆっくりと目を覚ました。「・・・・・・え?」

今度は四つん這いのような格好で床に拘束されている。お尻だけを突き出す屈辱的なポーズを取らされている。両手首は両足首に固定されて全く動けない。

嶋田刃条は千香の前にいる。弓矢孝之の声が後ろから聞こえた。

「千香、誇り高き女刑事が犯人の男たちが見ている目の前でお尻丸見えはまずいだろう」

「・・・・・・」

正直もう許してほしかった。ここまで辱める必要があるのか。千香は泣くのを堪えた。

「千香君」嶋田が言う。「後ろを振り向いてみたまえ」

「え?」

彼女は恐る恐る後ろを見た。何とそこには、熊かと思うほどの大型犬が、舌を出してハアハア息を吐いているのが見えた。千香は顔面蒼白になると、嶋田に懇願した。

「やめて、それだけはやめて」

「そうはいかないよ千香君。ここは拷問研究所だ。君には実験台になってもらうよ」

「刑事だって人間ですよ。犬だけは許してください、一生のお願いです」

「チーカ」弓矢が馴れ馴れしく千香のお尻をパンパンはたく。「あれ、ムッとした?」

「まさか。弓矢さん、本当に許してください、わかりますでしょ?」

「俺中身空っぽだからわかんなーい」

「ごめんなさい。土下座して謝りますから、ほどいてください」

「ほどいたら俺を殴り殺すだろ?」

「そんなことするわけないわ」

顔が歪むほどの恐怖におののいている千香を見て、弓矢はサディスティックな興奮に酔った。

「OLとか女子大生とか、普通の女の子にさあ。犬にレイプさせたら自殺しちゃうでしょう。でも千香は根性ありそうだから、実験台には最適なんだよね」

「あたしだって人生終わっちゃいます。許してください」

千香は両目を真っ赤に腫らしている。よほどの恐怖なのだろうと察する。しかし弓矢は危ない笑顔で犬を押さえている男に言った。

「さあ、最高のエロスの宴だ。生意気な美人刑事が犬に犯される。うひひひひひ」

犬が放たれた。大型犬は千香のお尻めがけて走ってくる。千香は泣き叫んだ。

「やめてえええ! やめてえええ!」

大型犬の両前脚が千香の腰あたりに来る。突っ込まれたら終わりだ。千香は激しくお尻を振って防御しながら哀願した。

「嶋田さん許して! 何でも言うこと聞きますから!」

絶望的な状況でもこれだけは諦めきれない。

「あなたの部下になりますからやめてえええ!」

犬が離れる。

「はあ、はあ、はあ、はあ、はあ・・・」

千香は泣き顔で嶋田を見つめる。

「はあ、はあ、はあ・・・」

「私の部下になる? 嘘偽りのこの場しのぎだね」

「違います、本心から屈服しました」

「私をどこまで愚弄すれば気が済むのかね」

愚弄。意味がわからない。千香は慌てふためいた。

「信じてください。本当に心の底からの降参ですから」

「もういい。弓矢。敢行しろ。アニマルレイプを」

「はい」弓矢は笑った。

「え、何で?」

千香はもがいた。手枷足枷で拘束されていては、どうすることもできない。弓矢や男たちに犯されるなら諦めてしまったかもしれない。しかしアニマルレイプだけは死んでも嫌だ。観念するわけにはいかない。千香は弓矢に懇願した。

「お願いやめて、やめて。どうしたら許していただけますか?」

「絶対に許さないよ」

「なぜですか?」

「うるへえ」

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