《MUMEI》
3
嶋田刃条は、水着姿でベッドに寝ている千香を残したまま、部屋を出ようとする。

「ちょっと行ってくる。千香、おとなしく待っているんだぞ」

「はい」

「おまえたち。この子に変なことしたらダメだぞ」

「はい」

千香は緊張の面持ちでベッドから下りようとしたが、男たちが押さえた。

「まだマッサージの途中だぞ」

「もういいです」

「よくねえ。それにさっき、おまえの一言で俺は処刑されるところだったな」

「でも、あたしが止めたんですよ」

怖がる千香がそそる。男たちは興奮していた。

「いいから寝な。変なことしないから」

「全身たっぷりマッサージしてあげるから」

千香は仕方なく仰向けに寝た。男が枕のほうから千香の両腕を押さえつけると、ほかの男が彼女の両脚も押さえつけた。無抵抗な水着姿の千香。本当に色っぽい。心身ともにエキサイトした男たちは、欲望を抑えることができない。

「じゃあ、行くぞ」と千香の股に電動マッサージャーを押し当てる。

「あああああん!」千香はもがいた。「やめて、やめて」

「やめないぞ」

「お願いやめて」

「やめるわけないだろ」

「あああああん!」

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