《MUMEI》
海のアドバイス
   ~歩視点~


改めて"麗羅"って


呼び捨てで呼ぶと少し照れる・・・。


実は、これは

入学式の日に


海に貰ったアドバイスなのだ。


俺が、麗羅チャンと呼んでいたのは


この日のため・・・!


普段は、チャン付けで呼んで


大切な時に

呼び捨てにする。


海が言うには


そうすると女の子は


ドキッとするらしい。


さぁ麗羅チャンは


どんな顔をしているのか・・・?


顔を覗き込もうとすると


麗羅チャンが、俺に抱きついてきた。


!!!


効果絶大・・・!?


っと心の中でガッツポーズをするとともに


俺の心臓は、高鳴る・・・。


そんな俺に、気がつかず


麗羅チャンが口を開く。


『お父さん・・・。』


・・・・・・・・


・・・・・・・・・・・


えぇっっっ!?


お父さんって俺のこと?


彼氏通り越して


・・・・・お父さん!?


行き過ぎたぁ・・・。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫