《MUMEI》

「…………」


「……行っちまった、な」


「……そう、だな」


物凄くぎこちないがようやく会話が成立した。


だが再び気まずい沈黙がこの場に落ちる。


おい才原。私が対話スキル皆無なことを知ったうえでこんな仕打ちしてんのか。とんだドS野郎だな。


任せて!と言って二人きりにされたが、どう話をすればいいのか分からない。謝るのか?いきなり謝罪も不自然だろ。え、この沈黙どうやって破ればいいの。

前へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫