《MUMEI》

そこで解ったことは……………何もない。

どれだけ調べても3つの事件に共通するようなことはなかった。ましてやこの次に殺されるのが高校生です、だとか安原という男に近づかないで下さい、なんて書かれた記事など存在しなかった。

無駄な時間を過ごしたと思うのと同時に今更のように安堵感が体の中に流れて来た。だからこれは決して無駄な時間ではなかったと思うことにしよう。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫