《MUMEI》

ほとんど内容は聞き取れなかったが、3つのキーワードだけで俺の血液を凍らせるには十分だった。

その時目の前のドアの貼紙に書いてある文字が目に入る。「シーー!図書館では子供が寝ています。起こさないで」

−−そんなことを言われても無理だ。
俺の心臓の音はもう資料室中に響いているのだから。ドクン、ドクンと。

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