《MUMEI》 だってあの七瀬が。あの七瀬が自分に笑ってくれたんだから。 七瀬は普段からノリがよく、すごく面白い。 でも、女子とはあまり関わらないタイプだった。 苦手とか嫌いとかではないんだろうけど、 なんとなく寄せ付けない、そんな感じ。 だから話したことはほとんどない。 わらってくれたことなんか、0。 だから、他の男子が羨ましかった。 七瀬が男子にだけ見せる、あの笑顔が。 女子には見せることのない、本当の笑顔。 それを毎日見れる男子はほんと、私の敵だ!! …なんて毎日思ってた笑 でも。その笑顔を、初めて私に向けてくれた。 ほんとは自分に向けられたものなのかどうかも怪しいけど、そうであってほしい。 単純だなぁと思う。 だけど、とても嬉しかった。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |