《MUMEI》
気になる_____side七瀬
「今日の理科まじつまんなかったー」


『まあ先生が違かったかんな』


「お、なんだなんだ、七瀬ほんとは長谷Tのこと好きなんだろ」


『ちげぇわ笑笑んなことよりさっさと帰るぞ』


「あ!ちょ待てって!!」





俺が先に教室をでると、丁度隣のクラスからあいつが出てきた。


相澤美羽。俺と同じバドミントン部で、すげぇ強いって程でもないけど、まぁ実力はあるから番手は上の方。


そんな目立つタイプじゃねぇんだけど、なんか気になる。



女子と関わりたくない訳じゃない。

ただ向こうが寄ってこないだけ。






怖がられてんだ。俺は。

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