《MUMEI》

『あぁ、分かった。なぁテンア、ケガを治すことは出来ないのか?』


「…出来ない。」


『そうか。』


「それより早く寝ろ。」


『あぁ…。』


俺がテンアに質問した時、テンアは一瞬驚いた顔をした。


なぜあんな顔をしたんだろう。


本当は、治すこと出来るんじゃないのか…。


でも
なんで嘘をつくんだ…。


使えない理由
があるのか…。


俺はそんなことを考えながら寝た。

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