《MUMEI》
名前_____ビルside
『え?』


「だって私、こんな格好だし。顔も可愛くないし。私なんかにはもったいないって、思わないの………」



そう言ったきりルージュは、下を向いてしまった。



『んー、そうだなぁ。確かに格好はきれいとは言えないよね。でも。人ってね、自分で思ってる以上にいいものだよ?』


「え?」


『ルージュはルージュでいいんだよ。そーんなくっらぁあああい顔してたら僕がくすぐっちゃうぞー!!』


俺はルージュのお腹に手を伸ばした。


「わぁあ!!きゃぁーやめて!くすぐったいよー!!!!」


そう言って逃げようとするルージュ。もー。かわいいなぁ。←


「ちょっとー!ビルくん!!やめなさい!!」


結構大っきい声で怒られた。


『はい…』

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫