《MUMEI》

「ほら行くぞ。」


テンアは歩いて行った。


「テン待てよ。」


俺とアキラは村長に一礼してから、テンアについていった。


村長は、俺たちが見えなくなるまで、ずっと
(ありがとうございました)
と言っていった。



「村長ー!」


村長の所に来たのは、あの青年だった。


「村長、宴の準備を始めましょう。旅人様が起きる前に。」


「宴は中止だ。」


「えっ…。」


青年は驚いた顔をした。

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