《MUMEI》

ガチャガチャ…


「うーん、結構むずいな笑笑」


『でしょ?ありがと!あとは私がやるよ』



そう言って代わろうとしたら



「ばーか。お前の弱っちぃ力じゃ無理だっつの」


『そうだけど…でも七瀬部活、送れるよ?』


「いんだよ笑どーせ長谷Tまだだし」



カチャッ☆



おい?なんだ今のふざけた効果音は。

((す、すいません……




「ほらよ。じゃぁ俺行くわ」



そう言ってすれ違いざまに鍵をぽんと私に渡す。



『七瀬!』



なにも言わずに振り返る七瀬は。
いつも通りのあのちょっぴり怖い顔で。



『あ…ありがとね//』



一応笑って言ってみたけど。
可愛い笑顔で笑えるようになりたいと思った。


でも七瀬はそんなの気にも止めない感じで


私の大好きなあの笑顔で笑うんだもん。






もう、惚れちゃうよ笑

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