《MUMEI》
はじめましての君
僕の名前は、新城 レイ。ほとんど誰とも喋らない。と…言うのも、僕は人見知りなのだ。それに僕の目付きはキリッと上に上がっている。だから周りの人々は誰も僕のもとへよって来ない。入学式が終わり、一年生は午前中で終わった。僕は相変わらず一人で帰ろうとしたとき、後ろから声をかけられた。パッと振り向くと、一見チャラそうな髪色だったがそうでもなく、とてもいい人そうだった。「君、今から帰る?」「えっと…ー」名前が分からず戸惑ってる僕に彼はは苦笑して「はじめまして、俺の名前は斉藤 涼宜しく!レイ」「!? 何で、僕の名前知って…」「んー?えっとさっき、名簿を観たんだよね!でも安心して!ストーカーじゃあないから笑」といって彼は笑った。確かに…そんな歌があったよーな…僕が考えていると彼は顔を覗きこんで「もし…よかったらちょっと付き合ってくれる?」と手を合わせた。僕は驚いて、何も言えなかった。 彼は恥ずかしそうに笑っていた。

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