《MUMEI》 「・・・・ほらぁ、やっぱりひいてるじゃん」 わずかにむくれる顔、目の前の友人はストローを口の端でかじりながら責めるような目でこちらを見た。 心なしか暖房が効いている店内はガラガラだった。ドリンクバーでなみなみと注いだ着色料たっぷりのメロンソーダがしゅわしゅわと泡をたてている。 「や、別にひいてるとかじゃなくてさ」 前へ |次へ |
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