《MUMEI》
未麻の飯は不味い。
ここに来てから知ったが、未麻の飯が不味い。

今まで料理人に作らせていたが、ここまで不味い飯とは……。

“どした?”

“この飯不味い”

兄貴とはテレパシーで繋がっていて、意思疎通だ出来る。

“普通だけど”

“え…、まじか”

そこらのゴミを食べてるようだった。

“お前は毎日いいものを食ってるからだろ。”

これが人間界の味というのか…。

いや、違う。俺だって普通にカレーだって食べるけど、こんな味にはならない。

………素直に作り方違ってる気がする。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫